【ユヴェントス対ナポリ】セリエA第2節《試合結果, フォーメーション, スタッツ》

代理監督マルトゥシエッロ

今節もサッリが肺炎で、アシスタントコーチのマルトゥシエッロがベンチから指揮をした。前節に引き続きケディラを60分前後で交代させたのは、恐らく試合前から決まっていたものだろう。ナポリ時代のサッリはほぼ毎試合65分前後でハムシクを交代させていたし、チェルシー時代もインサイドハーフの1人を交代することが多かった。

3点目が決まるまでのユーヴェ

キエッリーニの靭帯損傷の大怪我で、デ リフトがスタメンに名を連ねセリエAデビュー。16分にデ シーリオが怪我で交代、ダニーロが入りこちらもセリエAデビューとなった。するとその直後、相手のコーナーキックから美しいロングカウンターでダニーロが初ゴール。

その3分後にはイグアインが、ペナルティエリア内でクリバリを巧みなターンでかわして復帰後公式戦初ゴール。その後もコスタ中心に度々ゴールに迫るも、ケディラのシュートがクロスバーに嫌われる場面などもあり、次第にナポリがボールを回し始める。しかしユーヴェも慌てず対処し相手にチャンスを作らせないまま前半終了。

後半開始からアンチェロッティが驚きの采配を。コスタに振り回されていたグラムの交代に加えて、先日PSVから加入したメキシコ代表イルヴィン ロサーノを、インシーニェに変えてデビューさせる。ファビアン ルイスをボランチに下げ、メルテンスとロサーノの2トップに。ジエリンスキが左サイドにポジションを移した。それでもホームのユーヴェが試合を支配し、CR7にシーズン初ゴールが決まる。

緩め方にも限度が

ナポリの出来がとても悪かったのも影響しているだろう、試合は既に決まったと、ユーヴェの選手全員が走るのをやめてしまった。大人なチームの悪い面が出たのだ、あとは省エネでボールを走らせれば良いと。スタジアムの雰囲気もそのような感じ。3点のビハインド後もナポリは貪欲に攻め込んできたわけではなかったし、特に変えたところもなかったように思えた。

1失点目のセットプレーで集中力の差が明確になった、という程でもなかったのだが、2失点目から試合の流れが一気に変わった。ナポリのモチベーションに火がついてしまったのだ。デ リフトの判断ミス、A.サンドロのポジショニングミス、ディフェンスラインの連携ミス、そんな2失点目を食らったのが1失点目から2分後のことだった。

ディバラ投入も流れは変わらず

3枚目の交代枠でディバラが今シーズン公式戦初出場するも、ナポリからボールが奪えず、ディバラも走らされるだけの時間帯が長く続く。デ リフトがロサーノなどに振り回され両脚をつっていたが、交代枠も使い切っていたためにそのまま続行。その影響がどれほどだったのか判らないが、3失点目はセットプレーからデ リフトのマーカーだったディ ロレンツォにゴールを許してしまった。

左のセンターバックでのセリエAデビュー戦となったデ リフトだったが、コミュニケーションも満足に取れていないようにも見え、失点に絡むシーンも重なり、あまり良い90分間ではなかった。

さすがに気の毒なクリバリ

良い面も悪い面も晒け出したセリエA第2節、アリアンツ スタジアムで行われたナポリとの試合は、意外な結末が待っていた。3対3のスコアになってからはお互いにアグレッシブにいけなくなり、ドローでの試合終了を待つようにも見えた。

後半アディショナルタイムに入り、ディバラがセンターサークル付近からドリブル突破を仕掛け、ファウルをもらう。直接狙える距離ではないためピアニッチが味方に合わせるという選択に。CR7を狙ったようなピアニッチのフリーキックだったがタイミングが合わずに、素早くコースに入っていたクリバリが余裕のクリア、かと思われたが、クリバリの左のスネに当たったボールは、ゴールネットに吸い込まれていった。92分のことである。

カピターノも松葉杖をつきながら

今シーズンもカピターノを務めているキエッリーニも、怪我ながらスタンドで観戦。ハーフタイムにはロッカールームとピッチをつなぐ通路で、ナポリの選手やスタッフらとハグをする姿も。試合後などはピッチに降りて来て味方を称えていた。大怪我で松葉杖をついていながらもユーヴェを支えるその姿は、まさにカピターノであった。

総括

オフェンスに物足りなさがあったプレシーズンから前節のパルマ戦までだったが、この試合では美しい3ゴールが。ピアニッチがファビアン ルイスにマンマーク気味でつかれていた為に消されていたが、逆に縦に早い攻撃が見られた。

コスタも怪我の心配があったが問題なくキレッキレで、際どいシュートもいくつか放った。ポゼッションでは敵わない相手の方がやはりケディラとマテュイディは活きる、特にケディラのプレーは攻撃面ではかなり光っていた。

セットプレーでのディフェンスは見直したいところだし、3点のリードを追いつかれるなんてユーヴェの歴史的にも珍しい屈辱ではあるが、戦術的な面ではなくメンタリティの問題と言える。試合中の選手交代では、前の試合で出場機会のなかった3人が起用されたのはマルトゥシエッロの優しさの表れだろうか。まずはサッリの回復、早期復帰を願う。

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